岩石試験
本試験を実施する上で問題となる点は、①供試体に関する事項、②変形量の測定、③荷重の加え方などがある。
供試体の形状は円筒形、直方体、立方体などが用いられるが、試験材料をボーリングコアに求めるケースが多いので円筒形が普通である。
寸法に関する問題は長さの絶対値の問題と縦横比(長さと、直径または横断面の一辺の長さとの比)の問題がある。これらについては、以下の式によって補正する。
載荷中の供試体に生ずる変形量軸方向とその直角方向について求める。
荷重速さは1.0~10.0kgf/cm2/sec程度、ただし軟岩ではさらに遅いことが多い。
荷重パターンは破壊まで1回で載荷することが多いが、数回の返復荷重の後、破壊にいたらせることによって、岩石の非弾性的性質をもとめることができる。