1.試験方法
試験方法は、次のとおりとする。
- 直径及び高さを、それぞれ0.1mm及び1mmまで測定する。直径は、供試体高さの中央で、互いに直交する2方向について測定する。
- 試験機は、試験時の最大荷重が指示範囲の20~100%となる範囲で使用する。同一試験機で指示範囲を変えることができる場合は、それぞれの指示範囲を別個の支持範囲とみなす。
参考:試料時の最大荷重が指示範囲の90%を超える場合は、供試体の急激な破壊に対して、試験機の剛性などが試験に耐えうる性能であることを確認する。
- 供試体の上下端面及び上下の加圧板の圧縮面を清掃する。
- 供試体を、供試体直径の1%以内の誤差で、その中心軸が加圧板の中心と一致するように置く。
- 試験機の加圧板と供試体の端面とは、直接密着させ、その間にクッション材を入れてはならない。ただし、アンボンドキャッピングによる場合を除く〔アンボンドキャッピングの方法は、附属書1(規定)による。〕
- 供試体に衝撃を与えないように一様な速度で荷重を加える。荷重を加える速度は、圧縮応力度の増加が毎秒0.6±0.4N/mm2になるようにする。
- 供試体が急激な変形を始めた後は、荷重を加える速度の調整を中止して、荷重を加え続ける。
- 供試体が破壊するまでに試験機が示す最大荷重を有効数字3ケタまで読み取る。
2.計算
圧縮強度は、次の式によって算出し、四捨五入を行って有効数字3ケタに丸める。
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出典:JIS 日本工業規格 規格集 218〜218-1頁