試験・分析・測定業務

分析業務

水質分析

水質分析

当社では、国や地方公共団体等の実施する河川、海域、湖沼などの公共用水域(環境水)の水質の常時監視に伴う水質分析を国や地方公共団体等の依頼により行っています。
また、民間事業者からの依頼により事業所等からの排出水(事業所排水)の水質分析についても行います。
現地での試料採取(採水作業)から室内試験(化学的試験、機器分析など)を行い、計量証明書を含む各種試験結果報告書の作成を行います。

 

計量証明事業所登録(大分県 登録番号 第77号)

 

どういった依頼があるのか?

国、地方公共団体等の行う公共用水域の水質検査

年に数回の採水作業又は依頼者からの持ち込みによる水試料の分析を行い計量証明書の作成、環境基準との比較、年間データの取りまとめなどを行います

工場・事業場からの排出水、産業廃棄物最終処分場等からの浸透水等の検査

定期的な採水作業を行い分析及び計量証明書等の報告書を作成します。

工事に使用する水(練り混ぜ水など)の検査
工場事業場内の工程水等の検査
公共用水域(河川)での採水作業
工場・事業場からの排出水の採水作業
分析試料の水質システムへの登録作業
 

分析・測定項目と主な試験方法

主な分析、測定可能な項目

公共用水域の水質汚濁に係る環境基準項目
●人の健康の保護に関する環境基準項目

カドミウム、全シアン、鉛、六価クロムなどを含む27項目

●生活環境の保全に関する環境基準項目

水素イオン濃度(pH)、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)、浮遊物質量(SS)などを含む13項目

水質汚濁防止法に伴う一律排水基準項目
●健康項目

カドミウム、シアンなどを含む27項目

●生活環境項目

水素イオン濃度(pH)、生物化学的酸素要求量(BOD)などを含む15項目

その他の項目
●ゴルフ場農薬、濁度、導電率、塩分など
 

主な測定方法

当社では、上記の各種基準に基づき対応する以下の試験方法による分析作業を主に行っています。

  • JIS K 0102 工場排水試験方法
  • JIS K 0101 工業用水試験方法
  • 上水試験方法
  • 下水道試験方法

上記以外の試験方法についても、当社保有の試験設備で対応可能であれば、検討いたします。

 

主な使用機器

当社で保有している主な分析機器は以下のようになっています。

  • ガスクロマトグラフ質量分析計
  • ガスクロマトグラフ
  • イオンクロマトグラフ
  • 液体クロマトグラフ-タンデム型質量分析計
  • 高速液体クロマトグラフ
  • ICP質量分析装置
  • ICP発光分析装置
  • 原子吸光光度計
  • 全有機炭素分析器
  • 分光光度計
  • 還元気化水銀測定装置
  • TOC分析装置
  • 塩分計
  • 電導度計
  • オートアナライザー(T-N、T-P)
  • 天秤
  • ガラス電極式水素イオン濃度計
  • 濁度計

など

 
イオンクロマトグラフによる硝酸イオンなどのイオン成分の測定
分光光度計によるふっ素の測定
滴定などの手分析による溶存酸素の測定
重金属類の前処理(溶媒抽出)作業
 

計量証明書、試験結果報告書の作成

試験、分析作業が終了し水質システムに全ての項目が入力されると、濃度計量証明書等の報告書が作成されます。 作成された、報告書は社内回覧で確認、修正された後、最終的に承認されると報告書の発行が行われます。

 
濃度計量証明書の例
計量証明事業登録証
 

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