試験・分析・測定業務

品質管理(土木工事)

試験盛土

試験盛土

土木工事において盛土を行う際に、その盛土には設計の段階で想定される性能があります。
その性能を満たすため、施工の際の1層あたりの仕上がり厚や、締固め度が設定されています。
試験盛土(モデル施工)では、土工工事に着手する前に、その工事で使用する代表的な土を用いて試験ヤードをを作成し、使用する転圧機械を用い転圧を行い、盛土1層を仕上げる巻出し厚や、所定の締固め度に対する転圧回数を決定します。

 
試験ヤードの例
沈下量測定の例
 

試験方法・及び計算

試験ヤードを作成し、使用する転圧機械を用いて転圧を行います。
転圧ごとにヤードの沈下量を測定し、沈下が収束する転圧回数を確認します。

沈下量測定グラフの例
 

また、一定の転圧回数間隔で現場密度試験などにより締固め度を測定し、設定されている締固め度を満足する転圧回数を確認します。

締固め度測定グラフの例
 

これらの結果を勘案して、転圧回数を決定します。

 

結果の利用

まきだし厚に関しては、「TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要領」に記載されている次式より算出します。

本施工のまき出し厚=所定の仕上り厚×(試験施工のまき出し厚/試験施工の仕上り厚)

 

試験のご依頼、内容のお問合せ先