試験盛土
土木工事において盛土を行う際に、その盛土には設計の段階で想定される性能があります。
その性能を満たすため、施工の際の1層あたりの仕上がり厚や、締固め度が設定されています。
試験盛土(モデル施工)では、土工工事に着手する前に、その工事で使用する代表的な土を用いて試験ヤードをを作成し、使用する転圧機械を用い転圧を行い、盛土1層を仕上げる巻出し厚や、所定の締固め度に対する転圧回数を決定します。
試験ヤードを作成し、使用する転圧機械を用いて転圧を行います。
転圧ごとにヤードの沈下量を測定し、沈下が収束する転圧回数を確認します。
また、一定の転圧回数間隔で現場密度試験などにより締固め度を測定し、設定されている締固め度を満足する転圧回数を確認します。
これらの結果を勘案して、転圧回数を決定します。
まきだし厚に関しては、「TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要領」に記載されている次式より算出します。