土の段階載荷による圧密試験
土に外力が加わると、体積を減少させながら圧縮したり、側方に膨張し軸方向に縮まったり、その性質に応じて様々な圧縮変形を示す。“圧密”とは飽和した土に荷重を加え、間隙水を徐々に排出させながら長時間かかって体積が減少していく現象をいい、主に粘性土など細粒分を主体とした透水性の低いものが対象となる。
この試験では“盛土等によって粘性土地盤などに荷重が加わり、将来的な沈下量やその沈下速度等を解析する場合”に必要な圧密定数（圧密降伏応力pc，圧縮指数Cc，体積圧縮係数mv，圧密係数cv，時間係数Tvなど）を求める。
試験方法
以下に、試験とデータ整理のフロー、圧密容器の断面図・写真を添付する。
解いてわかる 土質力学，pp.74,2012
出典：公益社団法人地盤工学会 地盤材料試験の方法と解説 500〜538頁